大脳

最終更新日: 12/04/16

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Lobus insularis [Insula], 島葉[島], Insula [Insular lobe]

1. Lobus insularis [Insula] (島葉[島])Insula [Insular lobe]
→島は外側溝の深部に隠されてある外套部で、成人の腕は表面からそのままでは見えない。ほぼ胎生17週からこの部はその周囲が厚くなるため、陥没してその輪郭が明瞭になり、第19週ごろから前頭葉、側頭葉および頭頂葉の発達につれてしだいにこれらによっておおわれ、生後は全くかくれてしまう。このように島の表面には前頭葉、頭頂葉、および側頭葉の部分が延びて来て、外側溝後枝の上下唇をなし、島を被っている。これらを弁蓋といい、前頭弁蓋、前頭頭頂弁蓋、および側頭弁蓋が区別される。島は先端を前下方に向けた扇形を呈し、その周囲は輪状溝によって囲まれ、これによって弁蓋と境される。この溝は島の前下端部では欠け、この部分は島限と呼ばれ、腹内側方は嗅脳に続く。島は後上方から前下方に走る島中心溝によって後方の1~2個の長回と前方の4~5個の短回に分かたれる。

2. Gyri insulae(島回)Insular gyri
→島の表面に5~6個ある。

3. Gyri breves insulae(島短回)Short gyri of insula
→島回の島中心溝より前部の4~5個を島短回という。

4. Gyrus longus insulae(島長回)Long gyrus of insula
→島回の島中心溝の後方にある1~2個を島長回という。

5. Limen insulae(島限)Limen insulae
→前有孔質へと集まる島表面の部分。この下に中大動脈がある。

6. Sulcus centralis insulae(島中心溝)Central sulcus of insula
→短回と長回の間の溝。

7. Sulcus circularis insulae(島輪状溝)Circular sulcus of insula
→島の境界となる溝。島限で中断する。

 


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